県立沼田高校

食育

~嗜好から必要成分の必要量摂取へ~
 沼田高校では、平成17年度より、生徒の心身の健全な発育発達を促すことを目的として学校・家庭が一体となって、食の意識改革に取り組んでいます。家庭でのご協力で、充実したお弁当を作って頂いておりますが、高校卒業後の進学・就職で家を離れる約8割の生徒達の栄養面が心配されます。
 そこで、20年度からは1人暮らしの食生活に焦点をあて、欠食、インスタント食品の摂りすぎなどで栄養バランスが乱れない食生活になるよう取り組んでいます。簡単に出来る料理を中心に料理講習会を開き、1人暮らしの生活がスムーズに始められるよう進めています。他に食生活に関する実態調査の実施、広報紙の発行などを行っています。

3・1・2弁当箱とは?

312弁当箱とは、自分にとって、家族にとって、仲間にとって、本当に望ましい食事量や食事バランスの目安をひと目で簡単に知り、考える弁当です。
ルールはとにかく簡単です。まず、ルール1に基づいて自分に合ったサイズの弁当箱を選び、次にルール2から4に基づいて料理を組み合わせます。できあがった弁当を「ものさし」にすれば、めんどうな栄養計算をしなくても、適量で栄養バランスのよい1食分の目安がわかります。

(『3・1・2弁当箱』群羊社 足立己幸、針谷順子より)

312弁当箱法のルール

  1. 自分に合ったサイズの弁当箱を選ぶ
  2. 料理が動かないようにしっかり詰める
  3. 料理の組み合わせは主食3:主菜1:副菜2の表面積比に
  4. 同じ調理法のおかずを重ねない
  5. 何より大切なことは美味しそうで、きれいなこと

沼高では…

1年生の家庭科の授業でお弁当を作り、
1クラス 8班( 4~6人 ) ×5クラス=40
40種類のお弁当ができました。

 各班でメニューを考え、材料を持ち合い、空の弁当箱を持参して実習を実施しました。
「主食:主菜:副菜の表面比を3:1:2」にして食材の色、調理法に気を付け「美味しそう!!」なお弁当を目標に作りました。
 どの班も一生懸命作りました。

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