県立沼田高校

イギリス研修 7日目報告

研修7日目は、ホストファミリーとの別れ、そして研修の修了式から始まりました。1週間生活を共にした家庭を後にする朝、それぞれが感謝の言葉を伝え、名残を惜しむ姿が見られました。はじめは緊張の中で始まったホームステイでしたが、日々の対話と挑戦を通して関係は深まり、確かな信頼が築かれていました。その後行われた修了式では、研修期間を振り返りながら一人ずつ修了証が手渡されました。英語での授業参加やプレゼンテーションなど、この一週間で積み重ねてきた経験を思い起こしながら、落ち着いた表情で証書を受け取る姿が印象的でした。

次に、ロンドン市内にある日本酒醸造所 Kanpai London Sake Breweryを訪れました。英国で初めて設立された日本酒の酒蔵で、創業者は前職を辞して、自らが愛する日本酒をロンドンで広めたいという思いからこの事業に挑戦しました。米の生産地ではないロンドンで酒造りを行うことは決して容易ではありませんが、伝統的な製法を守りながら現地の水や環境に合わせた工夫を重ね、高い評価を得ています。安定を手放し、大きなリスクを取って道を切り拓いた経営者の姿勢に、生徒たちは強い刺激を受けていました。新たな価値を生み出すビジネスの力と、その根底にある情熱を直接感じる機会となりました。

午後は、ロンドンを代表する文化施設である The British Museum を見学しました。世界各地の歴史的遺物が集められた展示空間は圧倒的な規模を誇り、生徒たちはその広さと展示の密度に驚かされていました。実際に古代文明の遺物や歴史的資料を目の前にすると、教科書で学んできた知識が具体的な実体を伴って迫ってくる感覚を味わっている様子でした。展示を巡る中では、解説を読み込みながら真剣に見入る姿や、展示物の背景について互いに意見を交わす姿も見られました。世界各国から集められた貴重な展示を見ることで、世界史や文化理解を立体的に捉える機会となりました。

その後は、ヒースロー空港近くのホテルにチェックインし、明朝の帰国に備えました。これにてイギリスでの研修最終日を迎え、充実したプログラムが幕を閉じました。生徒たちは異文化の中で多くの学びと気づきを得るとともに、この経験を今後の学習や将来の目標に生かしていこうとする意識を高めることができました。